野球のユニフォームは昇華派?それとも刺繍派?
- 2019.07.16 | コラム
明日でオープンからちょうど1か月となります。皆さまからは多数のお問い合わせ、ご依頼をいただきまして大変感謝いたしております。ありがとうございます!!
お問合せの中で多いのが野球の昇華ユニフォームはできますか?というご質問です。申し訳ございませんが昇華ユニフォームの作成はもうしばらく先になるかもしれません・・・私個人としましては正直いまだに昇華ユニフォームに馴染めずにいまして・・・昇華ユニフォームを着用されている皆さま本当に申し訳ございません!
個人的には生地と糸を使用したスタンダードなユニフォームがやっぱりカッコ良く見えてしまいます。
私が昇華ユニフォームを初めて見たのは10年以上も前で、第一印象は「子供のパジャマだな・・・」「2年で消えるかな・・・」というのが正直なところでした。しかし現在では昇華ユニフォームはプロ野球(NPB)においても12球団中5球団に採用されるほどとなり、社会人野球、高校野球でもかなりのシェアを占めるほどの大きな市場となっています。
やはり魅力はユニフォームの軽さであったり、マーク生地を使わないので通気性の良さ、さらに価格の安さだったりすると思います。価格は本当にビックリするくらい安いものをネットで見たりもします。(i2Design Co.とは真逆です・・・)プリントですのでデザインにおいても自由に表現できるのも昇華ユニフォームの強みです。
それほどのメリットがありながら、私はやはり生地と糸を使ったスタンダードなユニフォームにこだわっています。魅力はやはりガッチリとした重厚感!そして糸を使うことによって出る立体感!そこで生まれる品格、高級感がたまらなくカッコ良いですね。
加工方法で一番のおススメはやっぱり千鳥掛け刺繍です。現在では、機械で千鳥掛け刺繍を行っているところもありますが、大半は職人さんの手作業です。ユニフォーム一枚一枚にミシンを使ってマーク生地を縫い付けていきます。(詳しくは弊社ホームページにあります加工方法をご参照ください。)私には到底不可能な技術を要する加工です。
プロ野球では読売ジャイアンツ、楽天ゴールデンイーグルスがこの千鳥掛け刺繍を採用しています。アメリカのメジャーリーグに至っては全球団が採用しています。(メジャーリーグでは昇華ユニフォームの採用はありませんが、マイナーリーグでは最近よく見かけます。)メジャーリーグのユニフォームがカッコ良くみえるのはデザインの良さ、選手の体格もあるのかもしれませんが、こういった加工方法も理由のひとつだと思います。
日本のプロ野球でもヤクルトスワローズ、千葉ロッテマリーンズなどはロゴ、ユニフォームデザインの完成度が高いので昇華ユニフォームではなく、スタンダードな加工であればさらにカッコ良いだろうなと思ったりします。個人的にはプロ野球のユニフォームでは広島カープのユニフォームが一番なんですが。
そのようなことを含め、i2Design CO.としましてはこれからもスタンダードのユニフォームをご提案させていただければと考えております。
不定期になりますが、これからはこういう形で皆さまに情報などを発信していきたいと思っておりますので、ご質問等があればお気軽にお問合せください。